海の幽霊 (ゴーストギア・海のゴミ)
海には知られていない出来事が沈んでいます。 誰にも知られず、気づかれることもなく。まばゆい光の届かないお話です。
カッピーとカメ吉が出会った日も、砂浜には誰かの残した綱(ロープ)やペットボトルがありました。
ゴーストギアとは・・・海に残され持ち主を失った漁具やゴミのことです。一度海に出てしまうと壊れにくいプラスチックでできているため、長い年月を”幽霊(ゴースト)”のように漂います。その姿から「ゴーストギア」と名付けられました。この強靭な「捕まえること」に特化した幽霊は何十年も海をさまよい、クジラやウミガメ・魚たち海の生き物や海鳥にとりつき、命をそのまま持っていってしまいます。この現象はゴーストフィッシングと言われています。気候変動や環境問題ともつながる、静かですが大きな海の問題となっています。
カメ吉はカッピーのために真珠を見つけたくて深く深く潜ろうとしました。
でも、その先にはゴーストギアが待ち受けていました。
毎年約50万〜115万トンの大量のゴミが海に流出していると言われています。太平洋にある巨大なゴミの渦(GPGP)は太平洋ゴミベルトと言われており、さらに巨大なものになる可能性が高いです。
海は広すぎて一度汚れれば洗うことができません。2050年前後にはゴミの量が魚の量を超えると言われています。ゴーストギは海の生き物たちだけの問題ではありません。マイクロプラスチックを魚が食べ、それを食べた人間の体内に有害な毒が蓄積して、近い将来私たちの生活に大きな影響を及ぼすと言われています。
少しづつでも拾うかぴ
カッピーの小さな手を見ていると、そっと手を動かしたくなります。 2025.12.13